資格勉強が続かない人へ——社会人が毎日30分勉強を習慣化した方法

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資格の参考書を買って3日で飽きる、という経験を何回繰り返したか分かりません。「今度こそ続ける」と思って始めて、1週間後には本棚の奥に追いやられている。意志が弱いのか、方法が悪いのか、長い間悩んでいました。

それが変わったのは、「30分以上やろうとしない」という発想の転換でした。毎日30分の勉強を習慣化して、半年後に宅建に合格した話です。

続かない本当の理由

勉強が続かないのは意志力の問題だと長い間思っていました。でも違いました。設定した目標が高すぎるのが問題でした。

「休日は4時間勉強する」「平日は毎日2時間」という計画を立てると、仕事で疲れた日に2時間机に向かえない自分を「できなかった」と評価してしまいます。できなかった日が続くと「自分には向いていない」という自己評価になって、参考書を開かなくなる。

30分を目標にしたとき、「今日は疲れているから1時間は無理だけど、30分ならできるかな」という日が圧倒的に増えました。最初は「30分じゃ大して進まない」と思っていましたが、毎日続けると30分×30日で15時間になります。月換算で60〜90時間の勉強量を確保できる。

スタディプラスで記録を可視化する

習慣化のために最も役に立ったのはスタディプラス(Studyplus)というアプリです。

スタディプラスは勉強記録アプリで、教材ごとに勉強時間を記録して積み上げグラフで可視化できます。シンプルな仕組みですが、「今日も記録しよう」というモチベーションが視覚的なフィードバックによって生まれます。

僕がやっていたのは「毎日記録する」というルールだけです。30分が15分になった日でも記録する。「今日は寝る前に10分やれた」という日でも記録する。0分の日を作らないことだけにこだわりました。

30日連続で記録が続いたとき、「これを途切れさせたくない」というゲーム的な感覚が生まれました。いわゆる「ストリーク」効果です。連続記録を守るために「5分でいいから何かやろう」という行動を取るようになる。5分のつもりが結局30分やっている日も多かった。

また、スタディプラスにはSNS機能があって、同じ試験を目指している人の勉強記録がタイムラインに流れてきます。「この人が今日3時間やっている」というのが見えると焦る。良い意味でのプレッシャーが生まれました。

通勤時間の使い方を変える

30分の確保で一番安定していたのは通勤時間です。僕は電車通勤で片道25〜30分なので、往復で50〜60分あります。これを全て勉強時間にしました。

「電車に乗ったらスマートフォンで過去問アプリを開く」というルールを作りました。条件反射に近い形で「電車=勉強」というセットを体に覚えさせる作業です。最初は意識的に「電車乗ったから開こう」という感じですが、2週間くらいで自動化されました。電車に乗ると無意識にアプリを開いている状態になった。

通勤時間を使う利点は、「机に向かう」という障壁がないことです。仕事終わりに帰宅して机に座るというのは、疲れているほど障壁が高くなります。通勤はどうせしなければならない移動なので、そこに勉強を乗せるハードルは低い。

朝活:夜より朝の方が続きやすかった

通勤時間に加えて、朝15分の勉強を追加したら習慣化が加速しました。

夜は仕事の疲れや予定のキャンセルが入るリスクがあります。「飲み会が入った」「急残業があった」「ぐったりして帰ってきた」という状況で夜の勉強計画は崩れやすい。朝は自分でコントロールできる確率が高い。

やったのは起床時間を15分早めることです。15分早く起きて、着替える前に参考書を開く。この15分は質が高い時間ではないかもしれないけれど、「今日も勉強した」という実績が作れる。1日の最初に勉強が済んでいると、夜に何かあっても「今日は朝にやったから大丈夫」という保険になりました。

ポモドーロテクニックの使い方

「集中できない」という問題には、ポモドーロテクニックが効きました。

25分集中して5分休む、というサイクルを繰り返す時間管理法です。タイマーをセットして、25分は一切他のことをしない。スマートフォンを裏返して、SNSを見ない、他のことを考えない。

「25分」という設定が絶妙で、「あと25分なら頑張れる」と思えます。1時間を「頑張れ」と言われると重いですが、25分は「スプリント」という感覚で集中しやすい。

5分の休憩はきっちり取ります。「もう少し続けよう」は実は逆効果で、休憩なしで集中力を使い切ると次のポモドーロの質が落ちます。スマートフォンを触ってもいいし、伸びをしてもいい。ただし5分きっちりで次のポモドーロを始める。

1日2ポモドーロ(50分)を目標にした日でも、最初の1ポモドーロが終わったら「もう1つやっておこうか」という気持ちになることが多かった。目標を低く設定して「超える」経験を積み重ねる方が、最初から高い目標を設定して「届かない」を繰り返すより確実に進みます。

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