宅建に落ちて2回目で受かった話——1回目の勉強法の何がダメだったか

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宅建に2回落ちた友人がいます。3回目で受かりましたが、「毎年10月に試験があってまた1年待たなきゃいけないのが本当につらかった」と言っていた。それを聞いて、自分が受けるときは1回目でダメでも2回目では絶対受かろうと決めて、準備をしました。

1回目は35点、合格ライン36点で不合格。1点差の惨敗です。2回目で39点、合格ライン36点で合格。失敗した経験があるから分かる「何がダメだったか」を書きます。

1回目の勉強法の問題点

テキストを読むだけで満足していた

1回目の勉強方法は、市販テキスト(パーフェクト宅建)を読んで、章末問題を解いて、また次の章を読む、という繰り返しでした。400ページ近いテキストを3周したので「十分やった」という感覚があったんですが、本番では曖昧な知識が多かった。

テキストを読むのは理解のインプットとしては良い。でも試験で問われるのは「正確に選択肢を選べるか」であって、「なんとなく知っている」では通らない。選択肢を4つ並べられたとき、「これが正解のような気がする」では1問ずれたら全部崩れる。知識の精度が足りなかったと今は分かります。

過去問の使い方が甘かった

1回目も過去問は解いていました。でも解き方が「正解したか不正解か」の確認だけで終わっていた。正解した問題は「分かった」として次に進んでいたんですが、本番では「正解した問題と似た問題」で間違えました。

正解しても「なぜ正解か」の根拠を自分の言葉で説明できなければ、問題の表現が少し変わったときに対応できない。特に宅建の民法・宅建業法では「〜した場合には特約は有効か無効か」という問い方が多く、根拠の理解なしに正解できないケースが多い。

民法を後回しにしすぎた

宅建の試験は50問で構成されています。権利関係(民法等)14問、法令上の制限8問、宅建業法20問、税・その他8問です。

1回目は宅建業法から始めました。「宅建といえば宅建業法」という先入観で、出題数も多い宅建業法を先に仕上げようとした。結果として民法が最後になってしまい、試験直前に「民法まだ全然やれていない」という状況に追い込まれました。

民法は理解に時間がかかる。条文の理屈を理解しないと点数が取れない科目で、暗記で乗り切れない部分が多い。1回目の試験で民法の正答率が著しく低く(8割取れる宅建業法に対して民法は4割程度)、それが1点差落ちの直接原因でした。

2回目で変えたこと

スタディングを導入した

2回目はスタディングの宅建講座を使いました。月額2000〜3000円台で動画講義と問題演習がセットになったサービスです。独学との大きな違いは「講師が問題の解き方を教えてくれる」こと。

選択肢の切り方、よく出るひっかけのパターン、「この問い方が来たらこう考える」というテンプレート思考が学べる。テキストを読むだけでは身につかない「試験の解き方」を教えてくれます。

スタディングの問題演習機能は、間違えた問題を自動で記録して優先的に出題してくれる仕組みがあります。これで弱点を集中的に潰せた。

民法から始めた

2回目は最初の2ヶ月を民法に集中しました。宅建業法は暗記中心で後からでも詰め込めますが、民法の理解は積み上げに時間がかかる。最も時間がかかる科目を最初に手をつける作戦に変えました。

民法の苦手克服に一番効いたのは「事例で考える癖をつける」ことです。「売主Aが買主Bに〜」という条文の説明を、実際の具体的な売買をイメージしながら読む。「自分が買主だったら?」「売主だったら?」と置き換えると、法律の「なぜそうなるか」が腑に落ちやすい。

過去問の解き方を変えた

問題を解いたら「なぜこれが正解か」「残り3つの選択肢のどこが間違いか」を必ず説明できるまで確認するルールを自分に課しました。これが面倒ではありましたが、2回目の試験では問題の表現が変わっても「これが間違いの根拠はここ」と言える確信が持てるようになりました。

合格ライン36点の恐怖

宅建の合格ラインは毎年変動します。31点の年もあれば38点の年もある。過去問を解いて「38点取れるようになってきた」と思っても、「今年が難化年で合格ライン39点になったら……」という不安は試験直前まで消えませんでした。

この不安と向き合う方法として「45点以上を目指す」という設定にしました。合格ラインが仮に38点でも、目標が45点なら7点の余裕がある。50問中40問を確実に取ることを目標にして、残り10問で不確かな問題に迷う状況を作ることにしました。

実際は39点という合格でしたが、「1点差で落ちる恐怖」がなくなった状態で試験に臨めたことは精神的に大きかったです。1回目の「1点足りなかった」は、精度の高い知識が足りなかったことが原因。勉強法を変えて2回目で受かったとき、この差は勉強の質の差だと確信しました。

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